毎朝、眠い目をこすって早起きし、家事に育児に仕事にと、働く女性達はとてもパワフルで輝いて見えます。でも頑張りすぎは禁物。睡眠はしっかりとらないと、いつか心も体も悲鳴をあげてしまいます。
実際に「世界で最も睡眠時間が短いのは日本の女性」という統計が出ています。日本人女性の平均睡眠時間は7時間15分で世界のワースト1位。ちなみに日本人男性も7時間28分で、男性の中では世界最短です。一方、世界で最も長い南アフリカ人女性の睡眠時間は、9時間17分だそうです。
日本人の睡眠時間はなぜ短い?
「早起きは三文の徳」「働かざる者食うべからず」など、マジメな日本人は寝る間も惜しんで、ついつい頑張りすぎるのかもしれません。さらに「家族のだれよりも早く起きて朝ごはんをつくり、夜は家事をすませて最後に寝るのが、いいお母さん・できる妻」という価値観が、日本人女性の睡眠時間を短くする原因にも。
そうした昔ながらの考えが、今の暮らしや自分たちの生き方に合っているかどうか、また家事分担が偏っていないか、一度考えてみるのも良さそうです。
睡眠は、自分の中のお医者さん
人は眠ることで脳や身体のダメージを修復しています。体調不良の回復や免疫力のアップ、病気の予防にもなり、睡眠はまるで自分の心身の状態をみきわめて治療や健康管理をしてくれる、かかりつけのお医者さんのようなものです。
寝るだけなので病院に行く必要もなく、ドラッグフリーなので安心安全で健康的。さらにお薬代や医療費もかからないなど、いいことづくめです。
睡眠の主な健康効果
◎ 傷んだ細胞が修復・再生され、疲労が回復
◎ 成長ホルモンがたっぷり分泌され、免疫力がアップ
◎ 食欲を促すホルモンの分泌が抑えられ、ダイエットに
◎ 大脳を休ませることで脳機能が回復し、集中力・記憶力がアップ
◎ 肌のターンオーバーが整い、美肌に
◎ マイナスの感情がリセットされ、心のメンテナンスに
特に最近話題になっているHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)と呼ばれる人は感情や感覚がとても敏感で脳が疲れやすいため、充分な睡眠をとり、しっかり脳と心をケアすることが大切です。
ぐっすり気持ちよく眠るためのヒント
毎日が忙しく、質のいい睡眠をたっぷりとるのは難しいという人や、ストレスなどで寝つきが悪いという人も多いようです。
そんな場合には、生活習慣をすこし変えてみませんか。「日中はできるだけ身体を動かす」「寝る前にはスマホなどのブルーライトをなるべく見ない」「寝る2~3時間前から部屋の照明を薄暗くする」など。どれも日々の習慣を少し変えるだけなので、手軽に試せます。
もうひとつ効果的なのは、睡眠薬の代わりにもなるメラトニン系サプリメントの活用です。メラトニンは別名睡眠ホルモンとも呼ばれていて、心身をリラックスモードに導き、自然な眠りを促してくれます。そのほか抗酸化作用もあり、その力はビタミンCやビタミンEを上回ると言われるほど。エイジングケアや美肌など嬉しい効果も期待できることから、アメリカなど海外では大人気のサプリメントです。
そもそもメラトニンは体内で作られる成分なので、睡眠薬のような副作用や依存症の心配もありません。
残念ながらまだ国内では市販されていませんが、iHerbなどの通販サイトで購入できます。気になる方はぜひお試しください。
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人によって必要な睡眠時間は異なります。朝すっきり気持ちよく起きられれば、それは睡眠が足りているサイン。自分にあった睡眠のスタイルをとりいれて、毎日を元気いっぱいに、明るい気持ちで過ごしたいですね。
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