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フレキシタリアンで、ゆるーくベジライフ

最近、なにかと話題にのぼるヴィーガンやベジタリアン。コンビニやスーパーでもヴィーガンやベジタリアン向け商品を見かけるなど、いつの間にか身近な存在になりました。


でも「自分には無理」「ストイックすぎる」といった印象を持っている人もいるのではないでしょうか?

そんな人たちの間で人気を集めているのが「フレキシタリアン」です。動物性の食材を食べないヴィーガンやベジタリアンとは違い、「ベジ食をベースに、そのときの気分や体調に合わせ、フレキシブルに動物性食品も食べる」というスタイル。ベジタリアン+フレキシブルで、フレキシタリアン(Flexitarian)と呼ばれるようになりました。


◆ベジタリアン、ヴィーガン、フレキシタリアンの違いとは?


この3者の違いは何か、ご存じですか?基本的にはみんな菜食主義なのですが、どこまで動物性の食品を制限するかでベジタリアン、ヴィーガン、フレキシタリアンに分かれます。

・ベジタリアン:肉・魚を食べない。

・ヴィーガン:肉・魚のほか、卵や乳製品、ハチミツなど動物性食品を一切食べない。

・フレキシタリアン:普段はベジタリアンまたはヴィーガン。時々肉や魚など動物性食品を食べる。

なかには週末だけは思う存分ステーキや焼肉など肉料理を楽しむという、豪快なフレキシタリアンもいるそうです。

◆フレキシタリアンの魅力とは?


①健康にいい

完全な菜食主義を続けていると、どうしても塩分やビタミンB12不足が不足しがちに。実際にヴィーガンやベジタリアンを長く続けてきた人たちからは「髪や肌がパサパサになる」「疲れやすくなった」などの声をよく聞きます。なかには体調不良や免疫力の低下、鬱などの症状が出るケースも。

フレキシタリアンなら「最近スタミナ不足かな?」など体調にあわせてお肉を食べるので、必要な栄養素がしっかりとれます。


②環境にいい

肉食を減らすことは、森林保護や地球温暖化の抑制、海や川の水質汚染の防止など、様々な環境改善効果があります。牛や豚などの動物を育てる畜産の過程では、アマゾンなど広大な森林が伐採され、多くの水や穀物が使われるなど、大きな環境負荷がかかっているのです。

例えば動物性食品は、植物性の食品に比べると約10倍もの温室効果ガスを出すという研究結果もあります。

国際環境NGOグリーンピースは、2050年までに肉・乳製品の生産を現在より50%減らすことを提唱していますが、そうすることで農業 からの温暖化ガス排出量を年間40億トン(CO2換算)まで減らすことができ、人や他の生物が持続的に生きていくための、実現可能なシナリオを生み出すことできるとしています。

③動物に優しい

畜産動物は、狭いゲージの中や日の当たらない環境など、過酷な状況で飼育されているケースがほとんどです。お肉を食べる機会を減らすことで、厳しい環境で飼われる動物を少なくすることにつながります。

またフレキシタリアンの中には、劣悪な環境で飼育された肉は食べず、放牧牛や放し飼いの鶏の肉は食べるという人も。

こんな動きが広がれば、畜産業界も変化していくかもしれません。


④周囲にもフレンドリー

ヴィーガンやベジタリアンたちの悩みのタネの一つが、菜食主義じゃない友人や知人と食卓を囲むとき。誰かがオーダーしたり作ってくれたりした料理を食べないと、その場の雰囲気を壊してしまったり、なかにはお肉を食べる人が責められているような気分になったりします。こんなときフレキシタリアンならみんなと同じメニューを食べられるので、ストレスなく楽しく食事ができます。

菜食主義先進国ともいわれるアメリカやヨーロッパでは、ヴィーガンやベジタリアンのストイックさに疲れ、フレキシタリアンに落ち着く人が増えているそうです。自分にも地球にも友人にも優しいフレキシタリアンなら、気軽にトライできそうですね。



<もっと詳しく知りたい方は、コチラもどうぞ!>

◆グリーンピース・ジャパン

◆TokyoVegan

◆Vogue Japan

◆農林水産省



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